赤坂AAクリニック 会員制 内科・美容皮膚科

施療内容 Service

«一覧に戻る

CTC検査 (末梢循環腫瘍細胞検査)

「Circulating tumor cell(略してCTC)」とは、血管内(血液中)を循環している癌細胞の意味です。

それを検出する意義は、癌の超早期発見や再発予測、癌細胞の抗癌剤やサプリメントに対する感受性などの臨床情報をすべて明らかにしてくれます。それがCTC検査です。

腫瘍が直径1.2mm程度になると、自らの栄養や酸素の供給路を求めて周囲の血管に浸潤します。この時、腫瘍細胞のいくつかは剥がれて血液内にこぼれ落ち、これが循環腫瘍細胞(CTCs)となります。CTCsの多くは数時間内に消滅しますが、いくらかは細胞分裂休止期の状態で体内を血液に乗って循環し続けます。

採血によって得た血液サンプルから、分子レベルとなるタンパクやDNAの発現型によりこのCTCsを検知し、単位当たりの個数で癌の診断、あるいは予後の診断に結びつけます。

 

オーストラリア・ドイツ医師が開発し、米国FDA(食品医薬品局)も認可済み

腫瘍が増大して、転移があるなど進行した癌であれば、血中に癌細胞が多数見つかります。しかしごく初期の癌では、血管内に多くの癌細胞は存在しないのです。

それは、オーストラリア・ドイツ医師が開発した技術をつかって、ギリシャのラボ施設で細胞培養を行うことで、このCTCの測定技術が進歩し、その結果、検出感度や測定精度が飛躍的に向上しました(Genostics社)。従来癌細胞の検出は難しいと言われていました。しかし、この困難を解決したのがCTCの検査です。

例えば、上皮細胞や癌細胞に特異的に存在する抗原マーカーを使ってCTCを回収します。さらに顕微鏡で癌細胞の同定と数の測定を自動的に行なう検査機器が開発され、10万個から1億個の単核細胞中に混在している数個の癌細胞を特異的に検出することが可能になりました。

そして、各種転移性癌における予後予測や治療効果判定といった臨床情報が得られる検査として認められるようになってきました。

米国FDA(食品医薬品局)は乳癌、大腸癌、前立腺癌についてCTCの臨床的有用性を認め体外診断薬として認可されています。
転移性乳癌を対象とした臨床試験では、治療前のCTCの数が予後に影響し、数が多いほど、生存期間が短いことが報告されています。

 

抗癌剤治療効果の早期判定が可能

抗癌剤治療の効果判定に有効で、抗癌剤の1クール治療終了時点でCTCが陰性化しない場合は、治療効果が期待できないことが示されています。

CTC検査では、画像診断に比べて非常に早期に治療効果判定が可能になり、化学療法開始後の早い時点で治療法の変更が検討できます。

 

末梢循環腫瘍細胞(CTC)で判る事

  • 現在の癌の進行状態や悪性度などを評価できます

    CTCの数を測定し、CTC上に発現している異常遺伝子の種類と内容を精査することにより、癌の有無、・転移の有無、再発の可能性などの情報が得られ、超早期に予測し早い段階で対策を立てることができます。また、定期的にCTC数をフォローすることにより、治療効果の判断材料にもなります。

  • 治療効果の高い抗癌剤が判明します

    約40種類の抗癌剤の感受性、生死判定検査により、感受性や治療効果の高い抗癌剤が判定されます。予め適切な治療法判断材料となります。効果の無い抗癌剤を投与される事が無くなり、安心して抗癌剤治療を受けることができます。これにより、自分の癌にもっとも適した、有効な抗癌剤を知ることが出来るのです。効果のない抗癌剤は、あらかじめ判明しているので、使用されることはありません。

  • 治療効果のある天然成分サプリメントが判明します。

    高濃度ビタミンC、マイタケその他栄養素やサプリメントなど、約45種類の成分について、現在の癌に有効かどうかを判定します。また日本で使われていない海外のサプリメントや薬剤が有効な場合も判定できますので、治療の可能性が広がります。これによって、自分の癌治療にもっとも適した天然成分を知ることが出来るのです。